正信偈唱和
歎異抄を読む-歎異抄講義4月3日日曜日
歎異抄講義(上)・本文
脅しの次に何がきたかというと、今度は優しい、美しい女性の姿になって、誘惑してきたというのです。釈尊は男ですから、「行者さん、そんなに苦労しなくても、世の中にはいっぱい楽しいことがあるでしょう」と、良い香りを漂わせながら、何人も何人も、「もう修行はおやめなさい」といって、寄ってきたのだそうです。釈尊は「じゃあそうしようか」と鼻の下を伸ばしたのではなくて、「下がれ悪魔」といわれたそうです。最初は脅しで、次には誘惑する。「おまえの本体は怠けるという心だ。私は絶対にさとりをひらくまではこの座から動かない」といわれたのです。脅しと誘惑の魔が、現れてきたのだけれども、釈尊は悪魔を降伏させたということで降魔といいます。
(降魔 189頁1行目~189頁7行目)