正信偈唱和
歎異抄を読む-歎異抄講義4月16日土曜日
歎異抄講義(上)・本文
「魔界・外道」とか「天神・地祇」というのは、これは原始時代というか、未開文明において言われたことだけれども、現代社会においては、こういうのは話にならないという解説をする人がいますが、実際には昼間でも明かりがつくような明るい世の中になっていますが、しかしながら人の心の闇と言うのは、ますます深いのです。あちこちにどんどんと霊信仰の宗教団体とか、宗教の名を借りて、人を心配させてお金を巻き上げるというものが流行っています。人の迷いは現代は、ますます深いということだと思います。
悪魔は、さとりを妨げる、人のいのちを奪っていく、そういうのが悪魔ですが、その悪魔も信者の行者に対しては妨げをなすことはできませんと説かれているのです。
(降魔 190頁17行目~191頁5行目)