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5月18日(水)毎朝のお経と法話の会 (正信偈)

正信偈唱和


歎異抄


歎異抄・第二条

一 おのおの十余か国のさかいをこえて、身命をかえりみずして、たずねきたらしめたまう御こころざし、ひとえに往生極楽のみちをといきかんがためなり。しかるに念仏よりほかに往生のみちをも存知し、また法文等をもしりたるらんと、こころにくくおぼしめしておわしましてはんべらんは、おおきなるあやまりなり。もししからば、南都北嶺にも、ゆゆしき学生たちおおく座せられてそうろうなれば、かのひとにもあいたてまつりて、往生の要よくよくきかるべきなり。親鸞におきては、ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべしと、よきひとのおおせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。念仏は、まことに浄土にうまるるたねにてやはんべるらん、また、地獄におつべき業にてやはんべるらん。総じてもって存知せざるなり。たとい、法然聖人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずそうろう。そのゆえは、自余の行もはげみて、仏になるべかりける身が、念仏をもうして、地獄にもおちてそうらわばこそ、すかされたてまつりて、という後悔もそうらわめ。いずれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。弥陀の本願まことにおわしまさば、釈尊の説教、虚言なるべからず。仏説まことにおわしまさば、善導の御釈、虚言したまうべからず。善導の御釈まことならば、法然のおおせそらごとならんや。法然のおおせまことならば、親鸞がもうすむね、またもって、むなしかるべからずそうろうか。詮ずるところ、愚身の信心におきてはかくのごとし。このうえは、念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、面々の御はからいなりと云々

本日の歎異抄・第二条 講義文

関東から人びとは、何をしに来られたのでしょうか。何か大変な出来事があったのではないでしょうか

それで、もう少し先を見ていきますと、「しかるに念仏よりほかに往生のみちをも存知し、また法文等をもしりたるらんと、こころにくくおぼしめしておわしましてはんべらんは、おおきなるあやまりなり」といわれています。「念仏以外に往生の道を知っているのではないですか、またそれについての教えの文章を知っているのではないですか、内緒にしているのではないですか、どうか教えてもらいたいと思っておられるなら、それは大きな誤りである」と、親鸞聖人がいわれているのです。こういう言葉を見ると、関東から来た人たちが何を質問したのかということが、わかります。答えによって質問がわかるということです。たとえば、

「私はパチンコなんかやっていませんよ」

と答えれば、

「あなたは、パチンコに行っていたでしょう」

という質問があったということがわかります。

「私はカレーライスを食べていませんか」

という答えがあったら、

「あなた、カレーライスを食べたでしょう。口の脇に黄色いのがついていますよ」などと質問があったということがわかるわけです。

(善鸞事件 39頁3行目~40頁2行目)

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