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5月23日(月)毎朝のお経と法話の会 (正信偈)


歎異抄・第二条

一 おのおの十余か国のさかいをこえて、身命をかえりみずして、たずねきたらしめたまう御こころざし、ひとえに往生極楽のみちをといきかんがためなり。しかるに念仏よりほかに往生のみちをも存知し、また法文等をもしりたるらんと、こころにくくおぼしめしておわしましてはんべらんは、おおきなるあやまりなり。もししからば、南都北嶺にも、ゆゆしき学生たちおおく座せられてそうろうなれば、かのひとにもあいたてまつりて、往生の要よくよくきかるべきなり。親鸞におきては、ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべしと、よきひとのおおせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。念仏は、まことに浄土にうまるるたねにてやはんべるらん、また、地獄におつべき業にてやはんべるらん。総じてもって存知せざるなり。たとい、法然聖人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずそうろう。そのゆえは、自余の行もはげみて、仏になるべかりける身が、念仏をもうして、地獄にもおちてそうらわばこそ、すかされたてまつりて、という後悔もそうらわめ。いずれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。弥陀の本願まことにおわしまさば、釈尊の説教、虚言なるべからず。仏説まことにおわしまさば、善導の御釈、虚言したまうべからず。善導の御釈まことならば、法然のおおせそらごとならんや。法然のおおせまことならば、親鸞がもうすむね、またもって、むなしかるべからずそうろうか。詮ずるところ、愚身の信心におきてはかくのごとし。このうえは、念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、面々の御はからいなりと云々

本日の歎異抄・第二条 講義文

善鸞は、自分よりも年上にあたる弟子たちを鎌倉幕府に訴えるようなこともあったのです。親鸞聖人は、善鸞から手紙を京都で受け取りました。親鸞聖人の弟子に、性信という人がいます。それから真仏という人がいます。その人たちのことを、善鸞の手紙では、「性信や真仏は、間違ったことをしていますよ」と書いてある。「どうしてなのだろう、そんなことをするはずがない人たちなのだけれどもなあ」と、親鸞聖人は不審に思っておられた。それからまた、性信や真仏からも手紙がくる。親鸞聖人は、関東の様子がよくわからないで、困っておられたのです。そして、ずっと事態がをよくよく見つめて、「善鸞が、実は私を裏切って、お念仏以外に本当の教えがあるというようなことをいって、人を惑わしていたのだ」ということを明らかに知って、八十四歳のときに善鸞を義絶されました。

息子が自分を裏切った。お念仏の教えは嘘だといいだした。親鸞聖人の、義絶状が残っていて、「かなしきことなり」と書いています。

(善鸞事件 41頁5行目~41頁14行目)

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