正信偈唱和
歎異抄
歎異抄講義(上)・本文
怯える心があるから、つけこまれるのです。ですから、南無阿弥陀仏があるのだ、南無阿弥陀仏のお守りをいただいて、それでもう十分という心があれば、もう何も付け込まれることは亡くなります。日に焼けないし、水に流されない、そういう南無阿弥陀仏をいただいているのです。本当のお礼は、火にも焼けない、水にも流されないものでしょう。お念仏は、火に焼けない、水にも流されない、古くならない、腐らない、それがお念仏です。形がないから、あらゆる形になるのです。そういうのがお念仏、南無阿弥陀仏です。
(我執にとらわれる外道の教え 194頁17行目~195頁3行目)