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10月22日(木)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和


曽我量深先生の言葉拝読及び僧侶法話


曽我量深先生の言葉

それはそうである。親の膝元におると親の有難さは分らない。親を知ろうとするには旅すればいい。可愛い子には旅をさせろということである。私どもに本当に佛の智慧を与えようという佛の慈悲から、遠く娑婆世界というものを作って、私どもをその娑婆世界へ送り出して修行させられる。娑婆世界は学校である。娑婆世界という大学校を作ってしっかり勉強させられる。

親の膝元におってはいつまでたっても赤ん坊である。だから親佛と同じ立派な佛になるために娑婆世界をお前たちを与えてやるから、その世界へ行って修行せよ。そこでお念佛と信心という法を授けてやる。お浄土ではお念仏も信心も必要ない。娑婆世界へ出て行って初めてお念佛が必要になり、信心が必要になる。こうして私どもを娑婆世界へ送り出された。そうして信心と念仏とによって初めて佛を知りそれによって浄土へ再び往生する。そこに初めて往生の本願というものが出てくる、こういうわけである。

私どものその生まれざる以前の世界というものを、信心と念佛のよって教えて下さる。そういうことが私どもに分かってくる。それがすなわち信心の智慧、われわれのような愚か者にちゃんと過去を知り未来を知らす、そうすれば、それがすべて神通。神通の智慧を与えて下さる。

(『浄土の問題』六九頁―七三頁)

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