正信偈唱和
曽我量深先生の言葉拝読及び僧侶法話
曽我量深先生の言葉
光明は昔からある。その光明がほんとうに光明たるためには名号によらんければならぬ。名号によらなければ光明とならぬのである。
われわれは生まれながらにして本願の中に生まれている。本願によって本願の中に更に一層深く生まれさせてもらう。本願から本願に生まれること。それを信心という。子種の本は母親が本来有って居るけれども、それは父親に会うことによって初めて子種というものは完備した。だからして光明の母体は名号という父に依って信心の子種というものがそこに具体化した。
—————————————————————————————————————-