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12月8日(火)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和


曽我先生実語抄拝読及び僧侶法話


曽我量深先生の言葉本文

現生不退は佛の世界に対して、この世界は人間の世界であるということを判然と知らしめて頂く。本当にこの世界は人間世界であると知って、真に煩悩具足の身であると知らしめて頂く、そしてそこに満足する。そこに佛の光というもの、南無阿弥陀佛という象徴、光。象徴というのは光でありましょう。その光に照らされて煩悩具足と知らしめられるのであります。その象徴を向こうの方から頂く。それを現生不退という。現生不退というと、何か位でもよくなったかのように思うがそうではない。現生不退ということは人間完成である。と私は了解しているのであります。現生不退、だから人間として完成した。いつでも佛になれる。若不生者不取正覚という約束の下に人間として完成し、人間として心から満足し、朗らかである。人間は無明だから暗いというこれども、そうではない。佛をうらやんで自分は暗い顔をしている。それは煩悩具足の身であるということを知らないからである。われわれは生きている限り、佛には絶対になれないものだし、また佛になる必要がない。生きている限りたとえ佛になる必要があっても佛になれない。佛になれないのはなる必要がないからである。われわれはどこまでも人間として満足しているということが大切である。人間の分を忘れて佛にでもなったような気持ちでいると、夢を見ていることになる。夢なんぞというものはいらないものである。佛になったような夢をみることはやめることである。そして、本当に厳粛な人生の事実に眼をさました人間であり、その人間であるところに限りない喜びを持つことである。

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