正信偈唱和
歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話
歎異抄講義(上)・本文
念仏はどのようなものかといいますと、「無碍の一道なり」とあります。「無碍の一道」というのは、どういうことかというと、「何ものにも妨げられない一筋の道」です。「何ものにも妨げられない」というのは、碍がないということです。碍というのは、妨げ、障りというような意味があります。ですから「無碍」というのは、妨げない。妨げられない一筋の道だということになります。このように見てると、なんだか力任せに他のものを蹴散らしながら進む大きな戦車のようなもの、ブルトーザーのようなものを想像してしまいますが、ここはどのように理解したらよいのでしょうか。
(真如一実の功徳宝海 174頁16行目~175頁6行目)