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1月9日(土)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和

歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話

歎異抄講義(上)・本文

実は、『教行信証』に無碍道ということを解説されている文があります。曇鸞大師の『浄土論註』の中に、阿耨多羅三藐三菩提はどういう意味かというのを、解説されています。

「阿」をば無に名づく。「耨多羅」をば上に名づく。「三藐」をば正に名づく。「三」をば遍に名づく。「菩提」をば道に名づく。統ねてこれを訳して、名づけて「無上正遍道」とす。

(「行巻」真宗聖典一九四頁)

とあります。阿は無だ、耨多羅は上だ、三藐は正しい、三は偏し、菩提は道だというようにして、無上正遍道のことであると解説されています。「無上」とは、この上ない、最高最上という意味。「正遍道」とは、正は正しく、遍とはかたよりがない、どこでも、差別がない、そのような道であるということです。また、これは無上正真道、無上正等正覚というのも同じ意味になります。その先の「道」の解釈のところには、

「道」は無碍道なり。

とあります。「念仏は無碍の一道なり」という中の「無碍」という言葉は、ここに出てくるのです。「菩提は道であり、道とは無碍道である」というところです。

続いて、

『経』(華厳経)に言わく、「十方無碍人、一道より生死を出でたまえり。」「一道」は一無碍道なり。

(真宗聖典一九四頁)

とあります。「十方無碍人」というのは、仏さまのことであり、正しく目覚めた方、正覚者です。十方の仏さまは、みな一道より生死を出た人であり、「一道は一無碍道なり」とあります。「生死」というのは、迷いのことです。つまり仏さまが生まれる道が一無碍道なのだということです。

(無碍の一道なり 175頁7行目~176頁3行目)

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