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4月9日(土)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和

歎異抄を読むー歎異抄講義4月9日土曜日

歎異抄講義(上)・本文

悪魔を下すという降魔の状況をよくよく見てみますと、悪魔の正体をちゃんと見ることができれば、悪魔はそのはたらきを為すことができなくなるということがわかります。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という諺があります。「あれは幽霊じゃないか」と思って、よくよく見たら枯れ尾花が揺れていた。あるいは「柳の下の幽霊」とかそうですね。夜中に柳が垂れているのを見ると、うわーっと思います。さらに、その幹のところに何か白いものがあるように見えるときには、ドキッとする。そういうことがよくあります。しかし、よくよく見れば、草木が揺れているだけだったということです。それと同じように、悪魔というのは、実は人の心の迷いを示しているのだということです。人の心が迷っている、迷っている心の在り方というのが、悪魔ということで示されている。これが正しい見方のようです。しかし実際には、私たちはなかなか、悪魔の正体が自分の心の中にあるということがわからない。それで、外から何か自分の力を超えた強いはたらきを持ったものが自分の人生にかかってきているのではないかと、そのように恐れや怯えを感じるということがあるわけです。

(降魔 189頁15行目~190頁6行目)

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