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11月4日(土)毎朝のお経と法話の会

歎異抄


歎異抄・第九条

一 「念仏もうしそうらえども、踊躍歓喜のこころおろそかにそうろうこと、またいそぎ浄土へまいりたきこころのそうらわぬは、いかにとそうろうべきことにてそうろうやらん」と、もうしいれてそうらいしかば、「親鸞もこの不審ありつるに、唯円房おなじこころにてありけり。よくよく案じみれば、天におどり地におどるほどによろこぶべきことを、よろこばぬにて、いよいよ往生は一定とおもいたまうべきなり。よろこぶべきこころをおさえて、よろこばせざるは、煩悩の所為なり。しかるに仏かねてしろしめして、煩悩具足の凡夫とおおせられたることなれば、他力の悲願は、かくのごときのわれらがためなりけりとしられて、いよいよたのもしくおぼゆるなり。また浄土へいそぎまいりたきこころのなくて、いささか所労のこともあれば、死なんずるやらんとこころぼそくおぼゆることも、煩悩の所為なり。久遠劫よりいままで流転せる苦悩の旧里はすてがたく、いまだうまれざる安養の浄土はこいしからずそうろうこと、まことに、よくよく煩悩の興盛にそうろうにこそ。なごりおしくおもえども、娑婆の縁つきて、ちからなくしておわるときに、かの土へはまいるべきなり。いそぎまいりたきこころなきものを、ことにあわれみたまうなり。これにつけてこそ、いよいよ大悲大願はたのもしく、往生は決定と存じそうらえ。踊躍歓喜のこころもあり、いそぎ浄土へもまいりたくそうらわんには、煩悩のなきやらんと、あやしくそうらいなまし」と云々

本日の歎異抄・第九条 講義文
これは、逆こそ順であるというようなことです。よく、喧嘩した後に本当の親友になったというような話があります。青年時代、子どものときなんか、喧嘩して本当の友だちになったということがある。ただ仲良くしていようとしていると、どんどん離れていきます。
山伏弁円は、親鸞聖人を恨んでいた。自分の信者が取られてしまい、収入が減ってしまった。いまもある食い物の恨みで、親鸞聖人を殺そうとまでしたのです。その親鸞聖人を殺そうとまでした弁円が、親鸞聖人の弟子になってからは、本当に誠心誠意、親鸞聖人の教えをいただいて実行していった。このような、逆の縁ということがあるわけです。

(往生は決定と存じそうらえ 257頁後8行目~257頁後2行目)

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