正信偈唱和
歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話
歎異抄講義(上)・本文
また、こういう話もあります。盗賊の耳四郎の話です。火付け、泥棒、かっぱらい、強姦、殺人、ありとあらゆる悪事をやっていて耳四郎が、良い隠れ場所を見つけました。吉水の法然上人の住まいの縁の下に隠れていたのです。昼間は寝ていて、夜中に出かけて、殺し、盗み、火付けをやっていた。検非遣使が追うのですが、どういうわけか法然上人の草庵の近くで、見失う。しかし、まさか法然上人の草庵の縁の下に盗賊が隠れているとは思わないから、検非遺使も吉水の草庵までは入らない。
(悪人を救うと誓われた本願 199頁7行目~199頁11行目)