正信偈唱和
曽我量深先生の言葉拝読及び僧侶法話
曽我量深先生の言葉本文
平和というのは、平和の心をもつことが平和のもとであります。平和の心をもたないで、そうしてただ世の中が平和であるとか、ないとかいって、核兵器を持ってはならぬとか、ちゃんと持つ国をきめておかねばならぬとか、そういう自分の都合のいいことばかり考えていますわね。そういう自分の都合を考えるということでなしに、公平な考えで、世の中がどんな乱世になりましても、平和の心、平和の心、平和の求むるということはありませんからね。まず平和があって、はじめて平和を求むるということがあります。