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12月6日(日)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和


歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話


歎異抄講義(上)・本文

似たような話は、外国の童話にもあります。間違って、池の中に斧を落としてしまった。そうしたら、池の中から、神さまが斧をもって出てきた。そして、「お前が落としたのは、金の斧か、銀の斧か、それとも鉄の斧か」といった。それで「私は鉄の斧を落としました。拾っていただいて有難うございます」といった。そうすると、神さまは「お前は正直ものだ。金の斧も銀の斧もあげましょう」といって、全部の斧をもらったという話です。「私が落としたのは金の斧です」というと、「噓つきめ」と叱られた。

正直という善が、金の斧も銀の斧ももらうという幸せをもたらしたのです。このように、いろいろよい結果をもたらすもの、幸せを与えるものというのが善です。

優しい心もそうです。「枯れ木に花を咲かせましょう」で有名な花咲か爺さんの話もそうです。正直とか優しい心です。このような昔話がずっと伝えられてきたということは、やはりお話の中に大事な意味がこめられているからです。今の子どもたちは、このような昔の物語、昔話をちゃんと聞いているでしょうか。教訓くさく、「正直であれ」とか「約束を守れ」とか、そういう規則みたいな命令調ではなく、物語から教わっていくというのが大事なことです。

しかしながら、お念仏は、そういう正直とか優しさとか、もろもろの善およぶことがない。諸善もおよぶことがないということは、諸善以上ということです。諸善以上ということです。諸善以上の幸福をもたらすのだということです。諸善以上の幸福をもたらすのが、お念仏であるというのです。「諸善もおよぶことなきゆえに」という。諸善以上の救いをもたらすのが、念仏です。

(諸善もおよぶことなきゆえに 201頁13行目~202頁10行目)

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