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12月25日(金)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和

曽我先生実語抄拝読及び僧侶法話

曽我量深先生の言葉本文
 

この娑婆世界の人間というものは、自分は偉いものだと優越感を持っている。表は優越感だけれども本当は、心の底は劣等感をもっている。劣等感をもっている人に限って、いかにも優越のように威張ろうとする。威張る人間はたいがい劣等感をもったものであるということだけはまちがいない。だから劣等感をもたなければ威張る必要はありません。だから我慢我情なんていう人は、たいがい自分の深いところに劣等感をもっておるにちがいない。」つまり劣等感というのがなかなか深い。対治するということは容易ではありません。また本当の本当の劣等感というものを捨て去らならきゃならんと思います。あるいは威張るという優越感を捨てるというよりは、この優越感の本性は劣等感なのですから、劣等感を捨てる必要なのでありましょう。人間は劣等感をもっておるから、優越感になしめておるのが劣等感でありましょう。だからそのために正しい信心というものは劣等感を捨てさせることができる。本当の意味に於て劣等感を捨てさせるというところに救いというものがあると思います。

(『教化研究』五八号「正定聚に住す」)

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