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1月1日(金)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和

曽我量深先生の言葉拝読及び僧侶法話

曽我量深先生の言葉本文
 

『大無量寿経』下巻に、「三毒段」「五悪段」というものが説いてある。三毒段とは貪欲・瞋恚・愚痴の三つの煩悩のために、われわれは深い迷いの生死の苦しみをうけとるということを「三毒段」に説いて教えて下さる。続いて「五悪段」というものは、三毒の煩悩を持っておって、少しも三毒の煩悩を持っていることを自覚しない。持っていても自覚しない、―そういうわれわれが社会という一つの団体をつくって、三毒の煩悩を持って苦しめられながら、本当の教えがないと自覚しない。

つまりわれわれは祖先以来三毒の煩悩に苦しまられながら、それを自覚しないで「自分は正しい」とこういうふうに思っておるわけ、そういう迷いを持っておる。その迷いを持っている個人個人が社会という複雑な団体を作っていると、さまざまな罪―、そういうものが出来てくる。そのすがたを「五悪段」というところにお示しになっているのであります。

われわれは地獄だとかいいますと、そんなものはあるのか、どこにあるのかと、こういうように思いまするけれども、経典を静かに拝読しまするというと、これは、われわれがつくっているのでありましょう。われわれがつくっているものである。こういうようなことをくわしくお示しになって下さってある。そういうところに、われわれの宿業をば明解に教えて下さってあるわけでございます。

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