正信偈唱和
曽我先生実語抄拝読及び僧侶法話
曽我量深先生の言葉本文
だからそれはそのまま如来の廻向であり、御催促である。如来の御念力である。だから法華の題目を唱えるのとは違う。法華宗の題目を唱えるのは人間が唱えるのである。お念佛は如来の本願力に催され、称えさせて頂く。また諸仏の教えは十八願から出ておられる。諸仏の教えの力でお念仏を称えさせて頂く。だから念佛は諸佛知識を通して阿弥陀如来の本願に帰ってゆく。だからいくらお念佛を称えても、称えた者の手柄にはならぬ。また手柄にする必要はない。如来の廻向であるからまた如来に帰る。