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1月24日(日)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和

歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話

歎異抄講義(上)・本文

また、どこかの大学の学長が、十数年前に学生にしたいというおもしろい話があります。

「この大学は勉強する場所である。遊ぶことえを考えてはいけない。みなさんは青春時代をかけて勉強し、この大学に入ってきたわけであるし、学費もかかったでろう。だから、遊ばずに勉強しなければならない。しかし、どうしても怠けて遊ぼうとするならば、留年ということを考えてもらわないといけない。ただし、私も留年したおかげで、一年下の学年の友だちができて、友だちが二倍になった。この友だちが大変よかった。その友だちのおかげで今日の私がある」

と、学長はこのような話をしました。留年するなといっておきながら、留年したら良いことがあったといっているわけです。面白い学長だということで、人気が出たそうです。

つまり、現実の出来事をどのように受け止めるかということです。それによって、良いとも悪いともなるわけです。マルバツ式で、バツは止めて、マルは止めて、マルだけにしようと思っても、決してそうはならない場合があるということです。そうならないような人生です。しかし、私たちは、たいていバツを嫌って、マルを好むのです。そこでますます迷いが深まって、お互いに傷つけあうことになるということです。この分別ということが、実は良くないのです。分別はダメだといっても、私たちは止められないのです。止めろといわれてもどうしても、分別するのです。しかし、分別がすべてではないのだということに気がつくように、分別はいけませんよという教えがあるのです。相対的な考え方ではいけませんといって、すなわち無分別ですよといって、分別がすべてではないのだということに気がつかせようとしているわけです。それが、不二という教えがあります。

(人間万事塞翁が馬 178頁13行目~179頁10行目)

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