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1月30日(土)毎朝のお経と法話の会

正信偈唱和

歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話

歎異抄講義(上)・本文

『維摩経』の中に、この入不二法門ということが出てきます。不二とは無碍の相です。その『維摩経』がもとになって、曇鸞大師は無碍道の解説をされました。そして、それが『正信偈』に出て来ます。『正信偈』には、インド・中国・日本の仏教の歴史が凝縮されています。親鸞聖人の教えは、もとを辿るとインドまで遡ることができるわけです。

それで、何のものにも妨げられない一筋の道ということだけですと、説明が足りないばかりに誤解を招きます。何ものにも妨げられない一筋の道というと、頑丈で強いというイメージを持ってしまいますが、決してそうではない。善し悪しの分別ではない道だということです。ぶつかるものがない道だといっていいでしょう。

「入不二の法門」ということから、「無碍の一道」ということが出て来ます。「入不二の法門」は、分別の否定で、無分別とか無執着、無差別ということです。一番強い執着が、ものを分け隔てする分別という見方で、これを退治する無分別、無執着ということです。差別の見方を否定する、平等ということが、この無碍、入不二の法門ということです。仏さまのさとりは、阿耨多羅三藐三菩提である。このさとりは無分別、無執着、平等ということを内容としています。

(金剛心と柔軟心 179頁10行目~180頁7行目)

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