正信偈唱和
歎異抄講義(上)拝読及び僧侶法話
歎異抄講義(上)・本文
真の信心のことを、親鸞聖人は「金剛心」とも「柔軟心」ともいわれています。お念仏は虚偽の道だ、仏教を聞いても迷うだけだから駄目だというような反対意見に騙されない、そのような心を「金剛堅吾の信心」といいます。たとえば、二河白道の譬えでは、白道を旅人が歩いて進んでいくときに、その道は危ないから帰って来いという声が後ろから聞こえてきても、騙されない真っ直ぐにこの白い道を歩いていくのが念仏者の信心の道だというわけです。このように何ものの誘いにも振り向かない心を「金剛堅固の信心」というわけです。
金剛堅固の信心の
さだまるときをまちえてぞ
弥陀の心光摂護して
ながく生死をへだてける
これは『高僧和讃』「善導讃」の一首です。「金剛」はダイヤモンドです。ダイヤモンドは何を譬えているかというと、硬いということを譬えています。「金剛」は、迷いがないということを示している。ダイヤモンドのような信心をいただくのだということで、「金剛堅固の信心」という場合もある。
(金剛心と柔軟心 180頁12行目~181頁3行目)