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7月22日

【本文】 『歎異抄』- 第七条 -

一 念仏者は、無碍の一道なり。そのいわれいかんとならば、信心の行者には、天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし。罪悪も業報も感ずることあたわず、諸善もおよぶことなきゆえに、無碍の一道なりと云々

 

【解説】 法蔵館『歎異抄講義』上巻・三明智彰著

実は、『教行信証』に無碍道ということを解説されている文があります。曇鸞大師の『浄土論註』の中に、阿耨多羅三藐三菩提はどういう意味かというのを、解説されています。

  「阿」をば無に名づく。「耨多羅」をば上に名づく。「三藐」をば正に名づく。「三」をば遍に名づく。「菩提」をば道に名づく。統ねてこれを訳して、名づけて「無上正遍道」とす。

(「行巻」真宗聖典一九四頁)

 とあります。阿は無だ、耨多羅は上だ、三藐は正しい、三は偏し、菩提は道だというようにして、無上正遍道のことであると解説されています。「無上」とは、この上ない、最高最上という意味。「正遍道」とは、正は正しく、遍とはかたよりがない、どこでも、差別がない、そのような道であるということです。また、これは無上正真道、無上正等正覚というのも同じ意味になります。その先の「道」の解釈のところには、

  「道」は無碍道なり。

とあります。「念仏は無碍の一道なり」という中の「無碍」という言葉は、ここに出てくるのです。「菩提は道であり、道とは無碍道である」というところです。

(無碍の一道なり 175頁7行目~後ろから2行目(途中)

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