正信偈唱和
歎異抄
歎異抄・第八条
一 念仏は行者のために、非行非善なり。わがはからいにて行ずるにあらざれば、非行という。わがはからいにてつくる善にもあらざれば、非善という。ひとえに他力にして、自力をはなれたるゆえに、行者のためには非行非善なりと云々
九
本日の歎異抄・第八条 講義文
今日におきましても、年末年始の状況を思い浮かべてみてください。除夜の鐘が聞こえてきて、初詣が始まるというときには、神社仏閣にお参りして、お賽銭をあげます。それで、お参りした人に「どういう気持ちでお参りしましたか」と聞くと、答えはだいたい決まっています。家内安全、商売繁盛、或いは大学合格、それから病気にならないように、良縁が出来るように祈りましたという人が多い。今年もテレビを見て、ラジオを聴いて、どういう答えがあるかなと思っていたのですが、「世界人類が幸せになりますようにと祈りました」という人はいませんでした。また「地球の環境が良くなりますようにと祈りました」という人はいませんでした。また「地球の環境がよくなるように」と祈りましたという人はいません。この世が、差別ない、明るい世の中になるようと祈りましたという人は、ほとんどいません。
(除災招福を祈るわがままな心 209頁7行目~209頁14行目)