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8月1日(火)毎朝のお経と法話の会

歎異抄


歎異抄・第九条

一 「念仏もうしそうらえども、踊躍歓喜のこ

ころおろそかにそうろうこと、またいそぎ浄土へまいりたきこころのそうらわぬ

は、いかにとそうろうべきことにてそうろうやらん」と、もうしいれてそうらい

しかば、「親鸞もこの不審ありつるに、唯円房おなじこころにてありけり。よく

よく案じみれば、天におどり地におどるほどによろこぶべきことを、よろこばぬ

にて、いよいよ往生は一定とおもいたまうべきなり。よろこぶべきこころをおさ

えて、よろこばせざるは、煩悩の所為なり。しかるに仏かねてしろしめして、煩

悩具足の凡夫とおおせられたることなれば、他力の悲願は、かくのごときのわれ

らがためなりけりとしられて、いよいよたのもしくおぼゆるなり。また浄土へい

そぎまいりたきこころのなくて、いささか所労のこともあれば、死なんずるやら

んとこころぼそくおぼゆることも、煩悩の所為なり。久遠劫よりいままで流転せ

る苦悩の旧里はすてがたく、いまだうまれざる安養の浄土はこいしからずそうろ

うこと、まことに、よくよく煩悩の興盛にそうろうにこそ。なごりおしくおもえ

ども、娑婆の縁つきて、ちからなくしておわるときに、かの土へはまいるべきな

り。いそぎまいりたきこころなきものを、ことにあわれみたまうなり。これにつ

けてこそ、いよいよ大悲大願はたのもしく、往生は決定と存じそうらえ。踊躍歓

喜のこころもあり、いそぎ浄土へもまいりたくそうらわんには、煩悩のなきやら

んと、あやしくそうらいなまし」と云々

本日の歎異抄・第九条 講義文 親鸞聖人は、念仏弾圧のせいで仲間の首をはねられて、自身は越後に流されて、流罪が解けてからも京都に戻らないで、念仏の教えを伝えていくのが自分の仕事だと、法然上人の遺言をちゃんと身に受けて、関東に来て、命がけで、命を狙われながらも、お念仏を教えてきた人です。その人が「俺もそうだ」とは、何事ですかと、わめくような人がいてもおかしくはありません。

(親鸞もこの不審ありつるに 237頁10行目~237頁13行目)

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