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12月23日(金)毎朝のお経と法話の会 (正信偈)

正信偈唱和


歎異抄


歎異抄・第三条

一 善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。しかるを、世のひとつねにいわく、悪人なお往生す、いかにいわんや善人をや。この条、一旦そのいわれあるににたれども、本願他力の意趣にそむけり。そのゆえは、自力作善のひとは、ひとえに他力をたのむこころかけたるあいだ、弥陀の本願にあらず。しかれども、自力のこころをひるがえして、他力をたのみたてまつれば、真実報土の往生をとぐるなり。煩悩具足のわれらは、いずれの行にても、生死をはなるることあるべからざるをあわれみたまいて、願をおこしたまう本意、悪人成仏のためなれば、他力をたのみたてまつる悪人、もっとも往生の正因なり。よって善人だにこそ往生すれ、まして悪人はと、おおせそうらいき。

本日の歎異抄・第三条 講義文

『歎異抄』を悪くとらえる人は、「悪いことをすれば助かるかのように書いている。悪い教えだ」といいます。しかし、そうではありません。よくよく胸に手を当てて考えてみれば、自分は煩悩具足であるほかに何もないじゃないですか。人のことをいうよりも、自分自身のことを、今日一日何を思ってきたかということを考えてみましょう。私自身が、悪事のかたまりです。その自分を必ず救おうという願いが、常に常にはたりているのです。

だからこそ、本当に「他力をたのみたてまつる悪人」といわれたのは、これはもう自力ではまったく間に合わない、どれほどいい格好して飾ろうとも、とても間に合わないということをいわれているのです。だから他力をたのむ、阿弥陀仏の本願のお心にしたがう。それしかない。その「悪人」「煩悩具足」の、この一人こそ、、もっとも往生の正因です。このようにして悩みを持って生きていること自体が、救われる原因なのだと。なぜなら、悩みを持って生きているということ自体を救うために、阿弥陀仏のご本願を立ててくださったのです。
(悪人、もっとも往生の正因なり 91頁9行目~91頁12行目)

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