【本文】『歎異抄』 -第七条-
一 念仏者は、無碍の一道なり。そのいわれいかんとならば、信心の行者には、天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし。罪悪も業報も感ずることあたわず、諸善もおよぶことなきゆえに、無碍の一道なりと云々
【解説】 法蔵館『歎異抄講義』上巻・三明智彰著
『魔訶止観』というのは、坐禅の修行について書かれたものです。止観というのは、坐禅のことで、精神統一をして真理に目覚めるというのが止観です。摩訶というのは、インド語の「マハー」で、大きいという意味です。ですから、偉大な精神統一を説いている本というのが『摩訶止観』なのです。それで、坐禅を組んで精神統一をしていくときに、一つめに現れてくるのが「慢悵鬼」、二つ目が時間によって心がかき乱されるという「時媚鬼」というのがあるというのが『摩訶止観』の解説です。
(魔界・外道も障碍することなし 187頁7行目~187頁11行目)