正信偈唱和
歎異抄を読む-歎異抄講義3月2日水曜日
歎異抄・前序
竊かに愚案を回らしてほぼ古今を勘ふるに、先師の口伝の真信に異なることを歎き、後学相続の疑惑有ることを思ふに、幸ひに有縁の知識によらずんば、いかでか易行の一門に入る
ことを得んや。まつたく自見の覚悟をもって他力の宗旨を乱ることなかれ。よって故親鸞聖人の御物語の趣、耳の底に留むるところいささかこれをしるす。ひとへに同心行者の不審を散ぜんがためなりと云々。
本日の歎異抄・前序 講義文
誰でもできることを、「なんだくだらない」と思うのが、私たちの根性としてあります。千人中一人しかできないことが尊くて、千人中千人ができることは、なんにも尊くないと、馬鹿にするような気持ちがあるのは、わがままの心が頭の中にあるからです。いつでもどこでも誰でもできることということこそが尊い。そのような道理を教えてくださる人が必要です。故に、「有縁の知識によらずは、いかでか易行の一門に入ることを得んや」といわれたのです。
(易行の一門 9頁11行目~9頁16行目)